■シルバー人材センターで働くということ

  • 一定額の収入を得ることのお約束はできませんが、希望や能力に合わせた働き方ができます。

【就業形態について】

  • シルバー人材センターでの就業は、基本『請負・委任契約』です。請負や委任になじまない仕事は『シルバー派遣事業』として取り扱うことがあります。

《受託事業(請負・委任)》

  • 地域に密着した「臨時的かつ短期的な就業又は軽易な仕事」をご家庭や企業・公共団体等から引き受け、会員がその希望や能力に応じ就業します。
  • センター・発注者・会員の間に雇用関係はありません。したがって発注者から指揮命令を受けることはありません。万が一の事故が発生した場合は「シルバー保険」で対応します。

《シルバー派遣事業》

  • 雇用関係が生じます。派遣先から指揮命令を受け仕事に従事します。ただし、社会保険・雇用保険の適用はありません。万が一の事故が発生した場合は「労災保険」が適応されます。

■生きがい、働きがいを得る場所

  • 幅広い年齢層の会員は、さまざまな職種において互いに助け合い、教え合って仕事をしています。シルバー会員ならではの丁寧さや、長年培ってきた経験や知識、技能が生かされています。
  • また、会員の余暇の有効利用と会員同士の交流を図るため、年2回の親睦旅行やグラウンドゴルフやゴルフなどのスポーツ交流会、市内の清掃活動といった「互助会活動」も充実。
  • 仕事だけではなく、日々の楽しみや生きがいを見つけることができます。

■働き方いろいろ  

  • 会員は屋外・屋外さまざまな場所で仕事をしています。「家の近くで働きたい」「希望する時間帯で働けるか」「ブランクがあって心配」などの不安は、センターの職員がサポート。
  • それぞれの希望やペースに合わせて行えるよう調整します。

 

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■体験談

【リサイクルステーション 就業会員の声】
◎感謝の声がやりがいに
 定年退職後、これから先どうしようかと思案していたところ、市の広報紙でシルバー会員募集の記事を見て即入会しました。リサイクルステーションで開所準備や後片付けも含めて9時30分から18時30分まで働いています。一日中という長い時間ですが、体力的には無理のない作業なので健康維持に役立っています。利用される市民の方から「いつもありがとうね」と感謝の言葉をいただくこともあり、そんな時やりがいを感じます。これからも健康である限り、目標である85歳ごろまでは働き続けていきたいなと思っています。
【自主事業:温室花卉栽培就業 会員の声】
◎笑顔の絶えない地域に
 花作りが好きなこともあって、入会を決めました。趣味と実益を兼ねた作業に携わることができ、愛情を注ぎ苦労して育て開花した花や、赤く実ったミニトマトを見ると嬉しくなります。直売会などで購入されたお客さんから「きれいだね」「トマト美味しかったよ」と言われ感無量の思いでした。皆さんに愛される花や食卓を彩るトマトなど、さらに多くの種類の花卉や野菜を提供することで、笑顔の絶えない地域となるよう願ってこれからも勤めていきたいです。
【図書運搬・市広報紙配布/派遣一般事務 就業会員の声】
◎少しでも社会貢献を
 定年後、頭と体をさびつかせないために入会しました。図書館で貸出・返却された図書の運搬作業をしたり、市の広報紙を行政区へ配布したりしています。入会のきっかけは老化防止でしたが、今では少しでも社会の役に立ちたいと思って仕事をしています。これからも常にアンチエイジングを意識した生活を心がけ、今の仕事やボランティア活動を続けられるようモチベーションやフィジカルコンディションを維持していきたいと思っています。
【自主事業:軽作業就業 会員の声】
◎就業を通じた居場所づくり
 暇を持て余していたところに知人に声をかけてもらい、仕事をしながら健康維持や仲間作りができることを知って入会を決めました。新屋太陽の家で仲間たちと自動車部品の組み付け作業を行っています。家で、なんとなく過ごしているより働いているほうが1日を有効利用でき、働くよろこびを感じます。腰痛を患っていましたが、仕事場まで歩くことで腰痛も軽くなり健康維持につながっています。今の仕事場は楽しく、今後も規則正しい生活を維持して頑張ろうと思っています。